仕事

Gmailはラベル分けとフィルタ設定で整理するとメール処理のストレスがグッとなくなる

2022年5月29日

mail

山のように溜まった未読メールを、処理しなければと、思い続ける憂うつな日々。

これほど、うっとうしいストレスというなのノイズはありません。

僕はメインで使っていたGmailの未読件数が、いっとき5000件になったのをきっかけに、改善方法を模索し実践した結果、今は毎日受信トレイが空の状態になり、スッキリとした気持ちで1日が終わります。

僕自身、受信トレイが空になって初めて気づいたことは、メールを溜め込むというストレスが、日々の生活でどれほどノイズになっていたかということです。

自分では少しのノイズ程度だと感じていましたが、受信トレイが空になるスッキリ感を一度味わうと、メールを溜め込んでいた昔には絶対に戻りたくありません。

それほど強いノイズだったんだなと。

このスッキリを一人でも多くの人に体験してほしい。

そんな思いで、僕がどのように受信トレイを空にしているのか、メール術ともいうほどでもないですが、詳しいやり方を紹介します。

昔の僕と同じように、毎日未読メールの山に頭を悩ませている人には、解決の糸口になるはずです。

メール処理で重要なのは「ラベル」「フィルタ設定」

今回のやり方はGmailでの設定方法ですが、他のメールサービスでも、やることは同じなので併用可能です。

メール処理で重要なのは「ラベル」「フィルタ設定」

ラベルとは、ふせんのような物で、それぞれのメールにジャンル分けしたラベルを貼り付けることで、仕分けが可能になります。

イメージ的には、メールを収納する箱(ラベル)を複数用意して、受信されたメールが、自動的に指定の箱に振り分けられるようにして(フィルタ設定)、受信トレイのメール件数を自動的に減らすようにします。

昔から、やっている人はやっている古典的な方法ですが、今でもとても有効です。

最初の設定に少し時間がかかりますが、一度仕組みを作り上げると、その後のメールにかける作業時間とストレスを、グッと減らすことができるので、メールを使っているなら、全員やるべき設定です。

下準備として不要な受信メールの解除と削除

ラベルとフィルタ設定をする前に、初めに不要な受信メールの解除と削除が必要です。

そもそも、必要なメールだけを整理するのが大切なわけで、不要なメールの解除と削除はめんどうでも、一番最初にしなくてはいけない必須作業。

とはいえ、僕みたいに数千件も未読メールが溜まっている場合、ものすごく大変に感じるかもしれません。

ですが、メールサービスには検索機能があるので、必要のないメールの件名や、メール内容によく含まれている単語で検索をすると、同じ単語が含まれているメールだけを一括表示することが可能です。

あとは、まとめて削除するだけで、必要のないメールをみるみる減らすことができます。

削除するメールをまとめて選択するには、受信メールの一番左上にある四角をクリックすると、すべて選択でき、そのあとは、ゴミ箱のアイコンが表示されるので、クリックすることでまとめて削除されます。

キーワード検索でまとめて不要なメール表示可能

注意するポイントとしては、なるべく削除する前には、送信してくるサイトにログインして、メール配信を解除すること。

これをしないと、今後も必要のない無駄なメールが送られてきます。

もし、送ってきているサイトのログイン情報がわからない場合は、ブロック機能で受信されないようにブロックをしてから、削除してください。

メール画面右上の点々をクリックした項目からブロック可能

それと、Gmailでは受信トレイからをメールを消す方法として、「削除」ではなく「アーカイブ」という方法があります。

アーカイブとはGmailの機能で、メール自体は削除しないで、受信トレイから非表示にすることです。

受信トレイから非表示にしただけなので、「すべてのメール」フォルダにはメールが残っています。

これから設定をしていくメール整理は、このアーカイブを使って、受信トレイをスッキリとさせていく方法です。

アーカイブをうまく利用することで、受信トレイをスッキリさせることができますが、必要のないメールまでアーカイブすると、ゴミを溜めこんでいるのと同じなので、必要のないメールはアーカイブを使うのではなく、削除するようにしてください。

ラベルを複数作ってメールの仕分け場所を用意する

必要のないメールの解除と削除がある程度済んだら、ここからが本番です。

ポイントは以下。

  • ジャンル別にラベルを作成
  • ラベルは2階層までにする
  • 保留ラベルを用意
  • フィルタ設定で自動的に振り分ける

この4つをしっかり作ることで、受信トレイがみるみる整理され、今後のメール処理が格段に楽になります。

それぞれのやり方を詳しく説明します。

ジャンル別にラベルを作成

メールをジャンル別にラベル分けするのは、メール整理の土台作りです。

ただ、注意点として、やみくもにラベルを作っても、スッキリとした整理はできないので、ラベルの整理方法を説明します。

ラベルの作り方は以下の手順。

  1. メール画面左側の項目で、下にある[もっと見る] をクリック。
  2. [新しいラベルを作成]をクリック。
  3. ラベル名を入力。
  4. [作成]をクリック。

動画で作り方を知りたい方は、公式ページで確認できます。

ラベルはジャンルを分けて作るわけですが、注意すべきポイントはラベルの階層。

ラベルは2階層までにしてください。

例えば、下の画像で説明すると、「仕事」というラベルを作成し、その仕事ラベルに、「会社A」「会社B」という2つのサブラベル(2階層)を作ったら、それ以上「会社A」「会社B」にはサブラベル(3階層)を作らないのがポイントです。

ラベルは2階層まで

細かくサブラベルを作りすぎると、後でフィルタ分けの設定や、自分でメールをラベル分けするときに、わかりにくくなるので、ラベルはシンプルに2階層までにすること。

ある程度大まかに分けても、メールには単語検索機能があるので、後から必要なメールを探すことには困りません。

表示されるラベルの順番は、【数字→アルファベット→日本語】の順番で表示されるので、自分の好きな順番で表示させたい場合は、ラベル名の前に数字をいれるようにしてください。

例えば、「1.仕事」「2.プライベート」のような感じにすることで、好きな順番で表示できます。

もう一つ、今すぐに処理できないけど、近々返信しなければいけないようなメール案件のために、「一時保留ラベル」を用意することも重要です。

受信トレイから、一時的に保留ラベルへ振り分け、要件が済んだら削除するか、指定のラベルへ振り分けてください。

数字で順番変更し、一時保留ラベルも用意

フィルタ機能を使って自動でラベル仕分けをする

メールを振り分けるラベルの準備ができたら、フィルタ機能で自動的にメールをラベル分けする設定をします。

フィルタとは、あらかじめ設定をした条件のメールが届いたときに、自動でメールの処理をしてくれる機能です。

フィルタ機能を使うとさまざまな設定ができますが、最初からあまり細かく設定すると大変なので、とりあえず最低限やっておくことは3つ。

  • 3ヶ所を使ってフィルタをかける文字を入力。
  • 未読・既読状態で指定のラベルへ振り分ける。
  • 削除するかアーカイブにする。

最初は、この3つだけで十分です。

さらに細かく設定をしたくなったら、後から設定変更は可能なので、初めはまったく凝る必要はありません。

設定のやり方を説明します。

メールの検索窓の右側に、検索オプションを表示させるための、三本線のようなアイコンがあるのでクリックしてください。

検索オプションを表示されるアイコンをクリック

フィルタをかける文字(この文字が含まれるメールが受信されたときに、どのような処理をするか)を入力する画面が表示されるので、ここに文字を入力します。

細かく設定はできますが、「From(送信者のメールアドレス)」「件名(メールの件名)」「含む(メールに含まれるキーワード)」の3つを使えば、ほぼ対応可能です。

「From」「件名」「含む」だけで最初はOK

フィルタをかける文字の入力が完了したら、右下の青い検索ボタンの左にある、「フィルタを作成」をクリックします。

次は、フィルタ設定に当てはまるメールが受信されたときに、どういった対処をするか設定をします。

ここでも細かく設定はできますが、主に使用するのは、「受信トレイをスキップ(アーカイブする)」「既読にする」「ラベルを付ける」「削除する」の4ヶ所でOKです。

削除しない場合、必ず「受信トレイをスキップ」は含める

「ラベルを付ける」で、あらかじめ作成しておいた、どのラベルに紐付けするか設定することで、自動でラベル分けされます。

「ラベルを選択」タブから振り分けたいラベルを選択する

最後に、右下にあるフィルタを作成ボタンをクリックして、フィルタ設定が完了です。

メールの整理をする時間は必ず決めておく

せっかくフィルタ設定をしても1日に、何度もメールの整理をしては時間の無駄なので、できるだけメールチェックする時間と回数は決めておくのがベストです。

とくにメールチェックをしてはいけない時間が、起床時と就寝前。

朝起きた直後は、睡眠で脳が回復して一番いい状態なので、メールのチェックはしないで別のことに使いましょう。

夜寝る直前も、気になるメールがあった場合、睡眠に入るまでの眠りの妨げになるので、できれば睡眠の2時間前までにはメールチェックは終了しておくこと。

起床時と就寝時以外の、自分のライフスタイルにあった時間帯の中で、できるだけ回数は少なめにし、メールをチェックする時間をいつにするか考えておきましょう。

理想は3回前後、多くても5回以下にするよう、確認する時間を調整してください。

メールのストレスというノイズに今日からさようなら

ここまで書かれていることを実践することで、メールノイズが今より少ない生活を、必ず送ることができます。

最初の設定作業が、多少めんどうと感じても、今後のメールに関わる時間のことを考えると、取り組む価値は大いにあると思います。

メールの削除やフィルタ設定が難しく、なかなか作業が進まず、1日で整理が終わらなかったとしても、あせる必要はありません。

空いた時間に、少しずつ取り組むことが大切。

そうやって日々整理をしていくと、近い将来、必ず受信トレイが空になる日が来ます。

なかには、「メールなんて手動で整理できているし、ラベルやフィルタ設定は必要ない」という人もいるかもしれません。

たしかに今まで通りで問題ないと思っているなら、それでもいいと思います。

ですが、日々のメール作業という、人生で不要なノイズを減らすことで、結果、自分のやりたいことに費やせる時間が増えることがなにより大切。

1日24時間という限りある時間を、自分の大切なことに使うためにも、取り組んでみてください。

  • この記事を書いた人

ナオト / Naoto

仕事やプライベートの不安や悩み、ストレスや雑念などの「ノイズ」を減らすにはどうしたらいいのか。人生を楽しく過ごすにはどうしたらいいのか。これらについての日々の考えや取り組んでいることを、自由気ままに書いています。読書とカフェが大好きな2児の父。

-仕事