人は、一日の中で何度も生まれる選択肢を選び行動します。回数として1日で3万回以上だそうです。
僕も毎日生まれる選択肢の中から、どうやったら一番効率的か考えて行動します。
例えば、「前から気になっていたAというカフェにコーヒーを飲みに行こうかな」と思ったとします。
でもここで頭の中に、「Aというカフェには確かに行ってみたいけど、もし落ち着けるような席がなかったらどうしようかな」という考えが出てきて、「それなら行き慣れている落ち着ける席があるBというカフェに行った方がいいかな?」という選択肢が生まれ悩みます。
その結果、最初の「気になっていたカフェでコーヒーを飲みたい」という気持ちに蓋をして、Bといういつものカフェを選ぶ。
効率的な行動を取ろうとした結果です。
誰でも似たような経験をしていると思うんですが、最近ちょっとこの考えを改めた方が「充実感」が増すと思うようになったんです。
どういうことかというと、僕は当初「Aというカフェでコーヒーを飲みたいと思った」のに、落ち着く席がなかったら損した気分になるから、効率的に考え、通い慣れたBというカフェに行ったということは、最初の自分の素直な気持ちを無視したことになります。
この素直な気持ちを無視するというのが、なんか妙にもったいないと思ったんですよね。
だって、人はその瞬間に生まれた自分の気持ちに素直に従ったほうが幸福なはずです。
つまり、Aというカフェに行って、落ち着いた席がなかったとしても全然いいんです。それは結果論であって、未来がどうなるかなんて誰にもわかりませんから。
それより、「自分がそのときやりたいと思ったことをやれたこと」が絶対に充実感は増していき、逆にやりたいと思っていても、何らかの理由で別の選択をしてしまったら、結果は多少満足なものになるかもしれませんが、充実感は低くなります。
だからこそ、その瞬間に何かやりたいことが生まれたら、「でも効率的に考えて他にいい結果が生まれそうな選択肢はないか?」なんて考えないで、どんどん自分の素直な気持ちに従って行動しましょう。
効率的な生活を送るより、自分の素直な気持ちに答えたという肯定感を増やす生活のほうがずっと充実した人生が送れるんです。
今日から結果ばかりに気にして効率的に生きようとしないで、非効率であっても充実感を得られる生き方に変えてみてください。
きっと、今までよりストレスも少なく幸せな日々が訪れます。