ふとした瞬間に、「あっ!あれをやっていなかったから家に帰ったらやらないとなぁ」と、やり忘れていたことを思い出すことがあります。
そんなときどうするか?
「家に帰ったらやろう」と、自分の記憶力に頼った計画を立てますが、その後すっかり忘れて結局やらないことが多いのが悩み。
忘れないよう手帳に書くこともありますが、手帳に書いたことすら忘れてしまって、やらずじまいに終わる。
なんで忘れたんだ…。と自分自身の記憶力の無さを嘆くのが毎回のパターンです。
とはいえ、これは昔の話で、今はやり忘れがほとんどなくなりました。
なぜかというと「Captio」というアプリを使用しているから。
やり忘れを防ぐために、僕にはかかせないアプリとなっています。
記憶は自分が思っている以上にすぐに忘れる
何かやり忘れていたことを後でやろうとした場合、自分の記憶力に頼るのが一般的です。
しかし、人間の記憶はどんどん忘れるように設計されているため、その瞬間は覚えていても、数時間後にはすっかり忘れてしまいます。
よく記憶に関する話で出てくる、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表した有名な「エビングハウスの忘却曲線」がありますが、これによると以下のように記憶は忘れていくようです。
- 20分後に42%忘れる
- 1時間後に56%忘れる
- 9時間後に64%忘れる
たった20分後ですら、42%忘れるとされているので、自分の記憶力に頼り忘れるのが、いかに当たり前の結果かわかります。
忘れないように、思いついた時からずっと繰り返し考え続けることもできますが、頭が疲れるし、そもそもそのことだけを考え続けるなんて、普通に生活していたら現実的ではありません。
ではどうすればいいかというと、記憶力に頼るのではなく、外部の力を使うことが必要ということになります。
「Captio」を使い自分の記憶力に頼らない仕組みで劇的にやり忘れが減った
ある時、なにかのネット記事で、指定のメールに気軽に文章を送れる「Captio」というアプリの特集がありました。
この瞬間、忘れてしまう問題解決はこれだ!とピンときたことを今でも覚えています。
Captioはあらかじめ設定しておいたメールアドレスへ、文章を送るだけのシンプルなアプリ。
アプリを起動して文字を入力したら、右上の「Send」を押すと送信完了。
たったこれだけの操作で、メールを送ることが可能です。
「それってアプリを使わなくても、普通のメールシステムを使っても同じことをできるんじゃない?」と思うかもしれませんが、手間が少なくサッと送ることができるという面でメールより圧倒的に使いやすい。
画像では伝わりにくいですが、実際に使用すると、本当にあっという間に書いて送ることが可能です。
さて、これを使うとなぜ僕はやり忘れを防げると思ったのかというと、僕は夕方に必ずすべての受信メールを処理する習慣があります。
すべてのメールを処理するということは、必然的にCaptioで送った文章も見ることになるので、やり忘れを防げるという仕組みです。
単純な仕組みですが、これが効果絶大で、今までのやり忘れ率が90%あるとしたら、10%以下に減りましたね。
僕と同じく、メールをすべて処理する習慣がある人なら、Captioはやり忘れを防ぐための最高のアプリといえます。
注意点として、無料ではなく有料アプリではありますが、記事を書いている今現在だと250円と安いのもいいところ。
ちなみに、文章以外にも写真を送ることも可能で、これもとても便利です。
応用的に使う方法としては普段よく利用する習慣に組み込む
今回は、メール処理とCaptioを連動することで、やり忘れを防ぐ方法を紹介しましたが、「いやいや、自分はメールをチェックする習慣がない」という人もいるかと思います。
というか、メールを毎日こまめにチェックする人のほうが少ないでしょう。
そういった人でも、Captioを使わなくても、同じような方法をとることは可能です。
ポイントは、普段必ずやる習慣に組み込むこと。
例えば、職場でやり忘れを思い出して、メモ帳なんかに書いておきます。
その後、家に帰ってテレビを必ず見るという人なら、テレビの横あたりに「メモ帳をチェック」という付箋を貼っていれば、メモ帳に書いたやろうとしたことを見直します。
他には、スマホのリマインダー機能を使い、必ずスマホを見ているような時間帯に、「メモ帳を見直す」と通知するように設定するなんかでもいいと思います。
ポイントをまとめると以下の3つです。
- 自分の記憶力に頼らない
- 外部にやることを書き残す
- 見返すトリガーとして必ず普段やる行動に連動させる
「外部に記録する」「普段やる行動に連動させる」。
この2つさえしっかり守ると、やり忘れはグッと減らせるので、普段からやり忘れが多い人は、ぜひ試してみてください。